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陽射しが
木立をいっせいに輝かせる。
風がきれいに
透き通っていく。 |
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陽射しがさしたり、また曇ったり、ニュージーランドのお天気は本当に移り気で、どんどん変わっていく。ヴェブさんの庭の緑も、ざわざわと音が聞こえるくらい太陽の光をまぶしく透かして、いっぱいに輝いたり、雨が降るのかと思わせるくらい木々の影を一層濃くしたりで、ちょっと落ち着かない。撮影のタイミングものんびり待ったり、急いだり。そんなことを繰り返してるうちに、デイブさんの娘さんが、手作りケーキを焼いてくださって、中庭デッキの白いテーブルでひと時ティータイムを、ということになりました。でも、やっぱりよそのお庭でケーキとか食べるのって微妙に緊張したりもして、フォークが上手に使えなくて、ニンジンケーキをどさっと横倒しにしてしまったり。でも木立を抜けてきたきれいな風の香りや、庭の真ん中で楽しそうに鳴いている鳥たちの歌声が響くと、ああ、この感じってちょっとリッチでソサイエティーな気分、なんて思ったり(勘違い?)もして、にわかに幸せ感がふくらんでいく。ああ、デイブさん、本当に、ごちそうさまでした。 |
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