植物は、人がいなくても
悠然と生きていく。
 
ニュージーランドのマオリの人たちは、昔からツリー・フクシアという木の、実とか蜂蜜をジャムやプディングの材料に使ったり、樹皮からインクを作ったり、花の咲き始めによってクマラというスイートポテトを植える時期を教わったりして、もう暮らしの中に、しっかり植物との共生を実践してきている。自然を愛し自然からの恩恵に感謝し、とても謙虚な姿勢で接してきたんです。そこが大事なんだと思う。だいたい、人間は植物から生きるチカラをもらってるだけなんです。その花の美しさによって、癒されたり慰められたり、勇気づけられたり。もう、もらってばっかり。ほら、原生の植物を見てごらんなさい、彼らは、人間がいなくても悠然と生き続けていきますよ。彼らにとって人間は不要な存在なんです。だから、植物には我々と一緒にいてくれてること自体に、もっと感謝しなければならない、そう思うんです。へー、ほんとですねー。「植物は人がいなくても生きていく。」ほんとにその通りですね。そう考えると、私たちが普段、お花を育ててあげてるっていうのはなんだか変ですね。もっと、ありがとうって思わなくちゃいけませんよね。そうそう、だからこそ、このイーデンガーデンは地元の人たちの寄付によって運営されてるんだと思うんです。わかっているんですよ。きっと。